ファシリテータースキルを活用し
組織の支援をした事例
これまでにサポートさせていただいた案件を、目的別にピックアップしてご紹介しております。
実施内容、活用したファシリテーションの手法・技法、クライアント様の声など、「ファシリテーションってこんな風に活用できるんだ」の参考にぜひご覧ください。
また、企業名などの詳細を開示できない案件に関してはその他の実績としてにご紹介させていただいております。
こちらでご紹介しているケースはほんの一部です。こちらにないお悩みなどでも「こんなことはお願いできますか?」などご相談がありましたら、ぜひこちらのフォームからご連絡ください。
関係性の発展とビジョン作り
【CASE1】固まっていたパターンを変え、ビジョンを再作成。資金調達結果が昨年比20数%UP。
NPO法人 Room to Read様は「長年一緒に活動しているが、2人しかいないため、お互いのコミュニケーションのパターンが決まってきてしまった。仲は良いが、今以上に踏み込んでお互いを理解するチャンスが無かったため、第三者に関わってもらうことで自分たちの可能性が開けるかもしれない。」と考え、ご依頼くださりました。
クライアント | NPO法人 Room to Read(ルーム・トゥ・リード) |
対象と期間 | 職員にむけて半年間 |
実施内容 | 1. 事前インタビュー 2. 第1セッション : 導入&チームの在りたい姿を探求するセッション 3. 第2セッション: ビジョンのエッセンスを抽出するセッション 4. 第3セッション: ビジョンを体感するセッション 5. 最終セッション: 振り返り 6. 完了アンケート |
手法 | システムコーチング® |
実施後の成果
- 進みたい道を共有できるようになった
- お互いにネガティブな気持ちを素直に言葉にできるようになった
- 改めてビジョンを創り、それに基づいた行動をとれるようになり資金調達結果が昨年比20%アップ
・システムコーチングは自分たちを中庸に戻す場となってくれています。その場において、これまでに来た道を認めて、システムの現在地を確認し、これから進みたい道を共有できるようになりました。
・やみくもに、目の前のことをこなすのではなく、本当はどうしたいのか、どうなりたいのかを、システムとして、個人として、考えながら話し合いをできるようになりつつあると思います。また、お互いにネガティブな気持ちを素直に言葉にできるようになりました。
・自分達の言葉でビジョンを改めて創り、それに基づいた行動をとれるようになったことによって、自分たちで行なうこと、手放すことの整理ができたので、周囲との協業の仕方が変わりました。それによって資金調達のイベントの準備体制に進化があり、もちろん沢山の周囲のお力が背景にありますが、昨年比20数%アップの資金調達結果を出すことができました。
・こんなコーチングがあったのか!と目から鱗でした。 関係性という目に見えないもの、システムの暗黙知を、コーチからの働きかけにより五感のすべてを使い、掘り下げて、実感させてもらえるので、変化できていくのだと思います。
・かなり深いところまで、丁寧に掘り下げていき、それぞれの考えを言葉にしたことがとてもよかった。 同じ「楽しく働きたい」という言葉であっても、意味するものが微妙に違っていたり、何を大事にしているのか。どういう価値観なのか。このタイミングで実施することができてとても良かったと思います。
担当ファシリテーターより
今回は、システムコーチングというチームへのコーチングを半年間行わせていただきました。ネガティブな気持ちを言葉にできると、より安心感の高い関係性になることが出来ます。お互いをとても大切にしていることが、どのセッションでも伝わってくる時間でした。
この度は、ご依頼いただき本当にありがとうございました。
今回のセッションは株式会社インター・ビュー代表取締役の黒木 潤子さんとペアを組んで実施しました。エグゼクティブ・コーチでもある黒木さんとのセッションは、一人では思いつかない角度からの問いかけが出来たり、五感を使って自在にビジョンを描くなど、クライアント自身気づかない可能性にアプローチすることが出来ます。
株式会社インター・ビュー
自律的に会社間で助け合う仕組み・文化の形成
【CASE2】グループ会社間で協働する話し合いを隔月で行い、自主活動を支え合う仕組みを形成。
大企業の中でも組織開発をグループ会社間でいち早く自社で実践しようとされているNTTデータ様。社内外の人にご参加いただき、お互いの組織で実践している、またはこれからしたい活動を支援し合うような対話イベントの設計・ファシリテーションを担当させていただきました。 単発のイベントではなく、隔月で行う社外公開ワークショップとして、1年間運営させていただきました。
クライアント | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(NTTデータ) |
対象と期間 | グループ会社全体・1年間 |
実施内容 | ・全体の設計、プログラムの提案 ・当日の進行、ファシリテーション ・他の運営者のサポート ・振り返りミーティングの実施 ・社内外の広報、集客、記録 ・1年間の評価アンケートの実施と報告書の作成 |
手法 | ホールシステムアプローチ |
実施後の成果
- 参加者の方に自分の業務、活動を支えるアイデアやサポートをしてもらえた
- 相談しあえる組織間・グループ会社間・社外のネットワーク形成できた
- プログラム評価アンケートで、94.3% の方が何かしら業務や活動にプラスの影響があったと回答
・社内で自主活動をしているが、参加者の方に頂いたアドバイスを元にして、活動そのものの発信だけではなく、なぜそれをやりたいのかを伝えることに力を注ぐようになった。その結果、有志活動に仲間を巻き込む事ができるようになってきました。
・自分の企画の深堀(立案動機や対象を明確にしていくこと)にWANTEDのプロアクションカフェが大きな役割を果たした。 また、社内や他社にも同じように組織をよくするために活動している人がいると認識でき勇気付けられた。
・社外の声にも真摯に耳を傾け、職場をよりよくしていきたいと願っていることが伝わり、誠実で信頼がおける印象を持ちました。また、外部にも開放的で、面白い試みをされているのだと、企業の印象がオープンなイメージになりました。(社外参加者からの声)
こちらは社外公開イベントであったため、ブログ内に告知記事やレポートの記事がいくつもあります。よろしければご覧になってみてください。
たまにはお仕事の話。組織開発の実践者を集めたNTTデータグループのWANTED!にぜひお越しください!
担当ファシリテーターより
今回は、OST(オープン・スペース・テクノロジー)やプロアクションカフェを使った対話を定期的に行うことで、参加者の方が自分の活動を社内外の方にサポートしてもらえるような設計にしました。継続的に行うことで、「またあのワークショップで相談しよう」というようになり、将来的にそれは組織の文化につながっていきます。
ファシリテーターは公開ワークショップ、イベントを行うときにもお役に立てますので、似たような場を開いてみたいという組織の方はぜひお問い合わせください。
合同事業のチームビルディング・コンセプト決め
【CASE3】合同事業のための4社間チームビルディングと事業のコンセプトの抽出
「生きがい創造企業」として地域の健康づくり支援をされている株式会社ルネサンス様。今回は、熊本県合志市に4社合同で施設をオープンさせるということで、そのチームビルディングと施設のコンセプトのエッセンスを抽出するというワークショップをご依頼いただきました。
クライアント | 株式会社ルネサンス |
対象と期間 | 合同事業の担当者に向けて1日のワークショップ(準備〜振り返りまでで2ヶ月) |
実施内容 | ・全体の設計、プログラムの提案 ・当日の進行、ファシリテーション ・振り返りミーティングの実施 ・報告書の作成 |
手法 | システムコーチング®・ビジネスモデルキャンバス |
実施後の成果
- それぞれの会社が事業を通して何がやりたいかを聞き合うことができた
- 今後オープン予定の施設のコンセプトのエッセンスを抽出することができた
- チームビルディングができ、ワークショップの後、4社間の担当者のやりとりが活発になった
ファシリテーションをご依頼したのが、わずか1ケ月前でしたが、事前ヒアリングを綿密にしていただき、当日は私が描いたゴールイメージにしっかり導いていただきました。
今回は4者合同事業ということで、様々な立場、文化の違う方々が集いましたので、ワークの前半では互いを知る。自分の組織を客観的にみる。というワークで丁寧に進められ、コミュニケーションを構築しました。
後半は事業に対して得たい事の対話、将来のあるべき姿を全員が想像する時間を設け、事業に関わる方々の意思統一をしました。事業開業に向けて、良いスタートが切れたと感じています。
担当ファシリテーターより
いろんな組織の方が一同に集まり、お互いのことを聞き合ったり、方向性を定めるような話し合いの場は、ファシリテーターがお役に立てる機会の1つだと思います。 今回は、担当の方がこの事業にとても熱意を持って取り組まれており、当日も積極的にご参加くださったので1日でしたが、活発な話し合いをすることができました。
ご依頼くださりありがとうございました!