オンライン化こそ、本格的な協業の時代。この先のストーリーを「共に」創るチームを始めました!
2020年5月8日
本格的な協業の時代に向けて
オンライン化時代こそ、本格的な協業の時代
新型コロナの影響で、社会に一気にオンライン化の風が吹き、わたしも周りも働き方に変化が訪れています。現在、本格的にオンラインのワークショップを実施していますが、以前の記事でも書いた通り、オンラインワークショップは1人で実施することは難しい。元々私は、1人で仕事をするケースは少なかったのですが、更に協力しあって場を開くことの大切さと、そしてその面白さも実感する日々を過ごしています。
ワークショップ外のコミュニケーションでも、オンライン上だと全員の顔が同じサイズで見ることができる点から、平等性が高くなりやすく、会話で相手の話に声を被せづらくなるので、対面よりは人の話を「少し待って聞く」ことが自然に行われるなどの違いがあります。 オンライン上と対面とコミュニケーションの感覚が異なるということは、多くの人が実感するところでしょう。
オンライン化の時代は、「協働しあいたい関係性」があること、そして「協働しあえる仕組みがあることが何より大切。そうでなければ、一気に「孤独を実感する時代」になってしまいます。
これからは、これまでの働き方に加え、もう少し有機的なチームを作って、実践的に協働していく存在になれればと考え、今まで一緒に仕事をしていた仲間とtomoni (共に) というチームをスタートさせました。
この先のストーリーを「共に」創る
これまでも今の社会はVUCAだと言われてはきましたが、今ほどそれを実感する日々はなかったのではないでしょうか。 この先の日々がどうなるか誰も分からない、もう「誰かが解を持っている時代」というのは終焉を迎えつつあると感じています。
tomoniと言うネーミングには、そんな社会の、組織の、私たちのこの先のストーリーを「共に」創る、というコンセプトの元、チームの仲間同士も、そしてお仕事させていただく方とも対等に協働していきたいという願いを込めています。
私は、仕事は自分の信念や目指したい世界観を体現するものだと考えているので、例えば何か製品を販売する仕事をしているとしたら、その人は、その製品にYESを出している人と捉えています。(本人がどう思っているかに関わらず、結果的に社会にそれを広めているので) 大企業に勤務しているなら、大企業にYESを出している人だし、トップダウンの組織で働く人ならトップダウンの組織が社会にあり続けることに貢献している人。
自分はこの社会の一員として、この先に観たいストーリーをなるべく体現できる働き方がしたい。 tomoniの活動がそんな私の気持ちを叶える一助になるはずです。
現在、ホームページは作っている途中なので、まだFacebookページしかありませんが、関心がある、応援したいと思っていただける方はぜひフォローしていただけると嬉しいです。
現在のメンバーと取り組み
この取り組みは先月から始めたので、今のところ私を含めて3名で進めています。一人はこれまでも一緒に仕事をしていたLifeCrackのパトリック。日英仏がペラペラのエグゼクティブコーチで、これまでにいくつか会社も経営していて、現在は大正大学にも勤務しており、更にTranslation Clubなどの自分のプロジェクトも実践しているっていう…端的に言うとすごい人です。
あと、もう一人はOne day cafe.kyoto(凸凹future center)の共同代表で発達障害に関心のある人が、対等に対話できる場づくりを続けているさよさん。京都・北陸・東京の三拠点で対話の場づくりや、グラフィックレコーディングを行っており、(グラフィックレコーディングは最近、取り組む人が増えてきていますが、さよさんの実践は群を抜いています) 更に発信力もあると言う…端的に言うとすごい人です。
共通して言えるのが、2人とも何かを学んだ時に「あぁそうなんですね」だけで終わらせず、自分の現場で実践する力が高いということ。また、私たちは大切にしたいことは近いのですが、微妙に得意分野が異なっているので、話し合いやワークショップの場づくりなども相乗効果を出せている実感が高く、「協働する楽しさ」を日々感じています。
現在、ホームページ作りなどの基盤を整えていくのに加え、3人で協働してオンラインで対話のワークショップを実施しています。それ以外にもオンラインのワークショップツールや実践のまとめを作っていたり、いくつか検討中、作業中のプロジェクトもあるのでまたリリースできた時に改めてご紹介させてください。
協働しましょうと「教える」人は真に協働していない
私の周りには職業柄、ファシリテーターの人やコーチ、研修講師の方などが多いのですが、見ていて感じるのは自分が教えていることを体現する人と、それは仕事として切り分ける人がいること。 この違いはその人なりの仕事のスタンスの違いだと思いますが、私は「体現している人」がその仕事をしている人だなと感じていて、自分もそうありたいと思っています。
「協働しましょう」と言いながら、その人は1人で仕事をしている、とか「皆で進めましょう」と言いながら、誰かのお手伝いをすることを「皆で進めている」と表しているのは、私が目指す姿とは違うのです。体現していない人の言葉って知識にはなるかもしれないけれど、説得力にはつながりづらい。
少し前に、こんな記事を読みました。
結局、体現をしている人が最も説得力がある理由は、リスクをとっているからだと捉えています。だって、自分が言っている、教えていることが自分ではできていないって恥ずかしいじゃないですか。私だって普段対話やファシリテーションや発信していますが、自分でもうまくいかなくて恥ずかしい気持ちになることは多々あります。
でも、だからと言って自分が実践することなく、言うだけの人になってしまったら、私の発する言葉すら届く人が少なくなって言ってしまう。そういう生き方はしたくないのです。
長くなりましたが、これからたまにはtomoniの取り組みについても、このブログでご紹介していく予定です。引き続きよろしくお願いいたします。
↓ こういう場づくりを実践しています!