(過去の依頼例あり) 個人セッションの活用について

2022年10月2日

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このページは個人セッションを検討しようかな…と考えている方向けの記事です。あまり告知をしていないことと、大人数対応することができないため、ひっそりと実施していた個人向けのセッションですが、自分の考え方が少し変わってきたこともあり、今後は少しだけ増やしてみようと思うようになりました。過去にどんな依頼を受けてきたかということを中心に、ご紹介させていただきます。

個人セッションの過去の依頼例

普段はグループの話し合いや研修、ワークショップなどの仕事をしている私ですが、実は個人セッションも密かにやっています。 ホームページを探して依頼してくださった方、直接の知り合い、または自分の組織へファシリテーターとしてお声いただく前段階として何度か個人セッションをやらせていただくケースなど。

過去に実際に依頼いただいたケースだと…

個人レクチャー

自組織でワークショップや対話会を実施することになり、ファシリテーターをやることになったので個別にレクチャーを受けたいというご依頼です。プログラム設計のレビューを一緒にして「私ならどう設計するか」をご提案させていただいたり、当日の進め方で不安がある方向けに相談にのらせていただいています。 Miro革命ーービジュアルコミュニケーションによる新しい共創のカタチ を出版させていただいてからは、個別にmiroを一気に教えて欲しい、自分の組織でどのように使えそうかを一緒に考えて欲しい、というご依頼もいただいています。

miroを使って現状を可視化

組織のリーダーの方で、大きな予算はかけられないが、自チーム、自組織の課題について整理したいと言う方向けにmiroを使って話を聞きながら可視化していくセッションを実施しています。一旦自分の中にあるものを吐き出して自分自身の頭の整理をするのに使っていただくことが多いです。 ( リクエストがありましたら、私の視点からのアドバイスもさせていただきます )

コーチング (どちらかというと傾聴)

上記と比較するとあまり数は多くないですが、個人コーチングみたいなセッションも依頼いただいた時は実施しています。実は、昔CTIのコーチングの講座にも通ったことはあるのですが、コーチング自体に少し懐疑的なところがあり ( 例えば、都会に住んでいて日々コンビニ食を食べている人などが、不安を感じたり自分のことが分からなくなることは当然ですし、女性のホルモンのリズムは日々変わるので、その時々の気持ちの捉え方は変わるのが当然など、幅広い知識や経験なしに行うことに危うさを感じました ) わざわざサービスとしては提供していませんでした。

ただ、周りに実際にコーチングをしている人やコミュニケーションの分野を学んでいる人が多いため「誰かに自分の話を聞いてもらう」ことの価値を知っている人が多く、「コーチングみたいな1on1をやっていませんか?」と聞いてくださる方もチラホラいたため、依頼してくださった方限定でやっています。私も自分が悩んだ時に「あの人に話を聞いてもらいたい」と思い浮かぶ人がいるので、誰かにとって私がそうなれていたら、それは喜んで力を尽くしたいです。進め方として「どのように関わってもらうのが自分にとって心地よいか?」と考えてもらって、それを伝えていただいてから進めていますが、基本的には傾聴をする、質問は少なめ、フィードバックや意見は求められたらする、と言うスタンスです。

お値段

あくまで現時点ですが、個人レクチャーは 個人が 20,000/回、法人が30,000/回 、miroを使っての可視化セッションは 個人 30,000/回 *セッション後私が簡単にまとめ直して共有。miroのアカウントをお持ちならデータごと共有しています。 法人が40,000/回 コーチングなどの連続でのセッションは要相談ですが、基本的には2ヶ月5万 (個人の場合) でお願いしています。

「個人セッションをたくさんお受けしたい!」と言うわけではなく、私自身が「本当にやる気がある人に集中して自分の力も情熱も注ぎたい」と思うようになりました。

私が提供するサービスへの迷い

最後に、今私が抱えている迷いみたいなものも合わせてご紹介させてください。私は両親がとても愛してくれる家庭に育ちましたし、大学まで卒業させてもらい、フリーランスとして自分の生活を成り立たせるくらいには働くことができる環境にいます。

この環境はとても恵まれたものと自覚していますし、今後自分の命の使い道を考えると「今の社会の枠組みで、マイノリティの立場にある人の力になりたい」と思っています。しかし、個人セッションをするとなるとそれなりの金額をお支払いできる環境にいる人への提供になってしまう=それが今の社会の枠組みを推し進めることになるのでは? という葛藤があります。 ( それもあってこれまでひっそりと依頼があったら提供する、みたいなスタンスでした。)

もっと経済的なゆとりができれば、学んだ傾聴のスキルを活かして例えば「病気や別離など、今ただただ話を聞いてほしい」と言う状況にいる人の話を聞くことに時間を使いたいと思っています。

この記事を書いた人

玄道 優子 ー 対話支援ファシリテーター

「難しい対話を見えやすく、触れやすく。小さな声を掬いやすく」自分の生きる場を他人任せにしない人に向けて、「これをやりたい!」を生み出せる場づくりを支援します。ITコンサルタントからキャリアチェンジ/多国籍やオンラインの場づくり/Miro革命出版準備中  /IAF Japan chapter 理事

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