今期よりIAF Japan Chapterの理事になりました!+これからやってみたいことあれこれ

2021年3月2日

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今期よりIAF Japan Chapterの理事になりました!

2021年2月26日に開催されたIAF Japan Chapterの理事会を持って今期より理事になることになりました。2018年にCPFを取得し、これまでも何度かIAFのコンピテンシーを学ぶワークショップを主催したり、IAF主催のイベントに参加して学んでいましたが、もう一歩活動にコミットする形となります。良い機会なので、この記事では今後私自身がファシリテーターとして関心があることを紹介させてください。

私たちは他国の人と分かり合えないのだろうか?

私がファシリテーションに出会ったのは、10年以上前のまだ20代半ばの頃、当時運営していたNPO団体の活動(※主に会議の方法)に悩んだからでした。なので、私にとってファシリテーションはあくまで目の前の問題をなんとかするための手段でしかなくて、当時は「会議の効果的な方法」とか「チームの話し合いをしやすくするには」などというキーワードで検索をしていて、出会ったのがファシリテーションです。

 

その後ファシリテーションを学び、無事に悩みの種だったNPOの話し合いはうまくいくようになるのですが、その後も私のファシリテーションへの探求心は衰えず、ついには本業にしてしまいました。きっかけとなった事柄が解消してからも、なぜファシリテーターとして活動を続けているか顧みたときに思い当たったのは、私の幼少期の体験です。

 

私は広島生まれで両親とも広島出身、そして祖父母は全員が第二次世界大戦経験者で、今生きている祖母も被爆手帳を持っています。幼少期によく祖母に連れられて平和公園に行ったのですが、そのときにふと自分の中で「私たちは他国の人と分かり合えないのだろうか?」と感じたことが、今も自分の底流に流れていると気づきました。

ファシリテーターにはいろんな領域で活躍する人がいます。地元のコミュニティで活動する人、自分の所属する組織を良くしようとする人、学校などの教育方面で活躍する人、企業で人が集まる場を支援する人など。これまで私が主に活動していた企業組織に加え、今後は他国の人同士で対話をする場をもっと積極的に作っていきたいと思っています。

IAFとは? 何をしている団体なの?

IAFとはThe International Association of Facilitatorsの略で、世界的に活躍しているファシリテーターのネットワーク組織です。ファシリテーションについてその技術を高めあう場を作ったり、Certified Professional Facilitatorという認定資格を発行したり、ファシリテーションそのものの価値を高めるべく発信するなどしている、ファシリテーターの集団です。

 

下記の紹介動画が最も分かりやすいと思いますので、関心がある方はぜひ見てみてください。(※ 日本語字幕をつけることができます。訳したの私なので、万が一変なところあったらぜひ教えてください。)

IAFのJapan Chapterについて

IAF自体の設立は1994年、そしてJapan Chapterの設立は2013年だそうです。私自身は2013年の時に、最初にCPFという資格を知って団体のこともなんとなくは知っていたものの、その時の私にはとてもハードルが高い団体に見えて遠巻きに見ている状態でした。(そしてその後忘れ去っていました… )  

 

これまでIAFのJapan Chapterは2013年に東京で、2018年に大阪でアジアの国際カンファレンスを主催してきましたが、コロナの影響で対面のカンファレンスが現状できておらず、現在、団体としても分岐点にいると感じています。また、カンファレンス以外では、他国のファシリテーターを招聘してワークショップを実施するなどをしています。

 

Certified Professional Facilitatorが気になる方へ

もしこの記事を読んでいる方がある程度経験のあるファシリテーターの方で、他国の人と協働したいという希望があるならIAFが認定をしているCPFの取得はおすすめです。以前取得した時に体験記を書いたので、気になる方はこちらにぜひ目を通してみてください。ファシリテーターとしてレベルアップしたい方注目! IAF認定の資格チャレンジ体験記

IAFの活動として好きなところ

私がIAFの活動に携わっていて面白いなと感じるところは、なんと言っても「実践者が多いこと」です。勉強するだけでなく、必ず自分の現場で実践し、ファシリテーションを社会の中で活きたものにしようとしている人が多い印象があります。どんなイベント、ワークショップに参加しても割と大きな学びに唸って帰ってくることが多く、これまで何度も自分なりに消化するために参加したイベントのレポートも書いています。(これとか、これとか…)

※これには、CPFの資格が一度取得したら終わりではなく「更新性」であることもポイントの1つだと捉えています。1度取得しても数年後、ファシリテーションを実践しなくなったらその資格は失効するので、長く実践する心づもりがある人が取得を目指す傾向が高くなります)  

 

また、IAFの活動はもちろんCPFを普及することだけではありません。なんといってもIAFの活動に関わる人は「いろんな国の人が一緒に話そう」とする姿勢があり、これが私の最も好きなところです。協働を大切にしていこうとする人たちと過ごすのは単純に気持ちが良いし、社会がより良くなっていくことを信じられる実感を持つことができます。

 

更に、Japan Chapterはまだ小規模で活動の方向性を探ったり、いろんなことにトライしてみて芽を育てる段階であることも私にとっては良い点と捉えています。私は、曖昧な状態から形作っていくところまでのプロセスを作っていくことに最も力を発揮できるタイプなので、これまでよりもう一歩コミットするなら今の段階かなと思いました。

これからやってみたいことあれこれ

1. 他国のファシリテーターともっと場を創れるようにする

何よりも自分でも他国の人と一緒に場を創れるようになりたいと思っています。直近だと昨年も担当したFuture of Work 24Hという公開ワークショップのファシリテーターをやります。昨年もこれ以外に海外のファシリテーターを招聘したワークショップなども実施したので、こういった機会を増やすつもりです。

 

2. 日本人らしいファシリテーションを世界に発信する

次に、私が探究心を持っているのは、日本人らしいファシリテーションとはどんなものか?を言語化すること。どちらかというとアメリカ系のファシリテーターは介入の頻度が日本人より多い印象があるのですが、日本人がなぜ待つことを大切にしているのか、などをきちんと伝えられるようになりたいと思っています。

 

ここは本当に私の英語力が足りないところで、日本人はtoo modestで…などど言ってしまっていてなんか「本当、すみません」という感じなのです…。( こちらのYoutube見て勉強してますはい… )  英語が上手くなくてもできる発信はあるはずと自分に言い聞かせて出来る発信をしていきます。(英語の勉強とともに…)

3. 主に同世代以下の若いファシリテーターの方でIAFに関心を持ってくれる人を増やす

また、将来的に国際的な場でもっと日本人のファシリテーターが活躍して欲しいと思っています。オンラインのワークショップが増え、多国籍の参加者の場も増えていますが、日本人がファシリテーターという場はまだそんなに多くありません。そのためにも、今IAF Japanの中心を担ってくださっている方だけでなく、もっと若い世代の人で国際的なファシリテーションが必要とされる場に関心を持ってくれる人を増やしたいです。

 

私もIAFを知ってから会員になるまでに5年かかっているし、最初はめちゃくちゃプロばかりの集団で私にとっては恐れ多く見えました。( いや、今も若干そう見えることすらあります… )   良い意味でハードルが下げられるよう、発信をしていきたいと思います!

 

 

IAFのプロモーションキャンペーンでコメントを寄せました。訳して載せておきます。(※ 英訳は尊敬するファシリテーターの佐々木薫 さんに手伝っていただきました!ありがとうございます) 

ファシリテーションは優しさと思いやりから始まると思っています。つまり、心の底からあなた自身と相手のことを聞くこと。そうすることで新しい言葉が生まれるスペースを創り出すことができます。私たちの文化ではこれを「間」と呼び、大切にしています。この間をもっと国際的なファシリテーションの必要な場面に持ち込みたいです。

この記事を書いた人

玄道 優子 ー 対話支援ファシリテーター

「自分の本音に気づき、それを大切に生きる」ための対話支援ファシリテーター。対話の場を設計したり、主催したり。いろんな組織の「大切な話し合い」をサポートします。現在、力を入れているのは #わたしのリズムを生きる 対話のプロジェクトを進めること。

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