ジェンダーギャップ121位! 男性性が高い日本で私が呼びかけ人となって創りたい対話の場とは

2020年8月7日

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全ての性が対等な権利を得られる社会を生きたい方へ

私はここ数年対話に関心を持って取り組んできたのですが、そろそろ対話から何を生み出し、社会にどう活かすのかということへ意識が向いています。今回は私がここ1年ほど取り組んでいる、リズムセンシングプロジェクトについてご紹介します

自分だけでなく、社会を育む対話がしたい

これまで、私は対話や場づくりに取り組んできました。そして、お互いの声を聞き合うとはどういうことか、素直に自分の気持ちを語るにはどうすればいいのかということについて自分なりに実践してきたつもりです。 その時々で自分の内面は育まれてきたし、対話ができる人間関係も増え、人生が豊かになってきています。

 

そんな私ですが、数年前から自分自身への気づきだけでなく、何かしらテーマを持って、この先の社会への芽を生むような対話がしてみたいなと思うようになりました。いろんなテーマに関心があるのですが、自分が当事者で最も長く育んでいきたいテーマを思い描いた時に、「女性である自分をもっと社会の中で大切にする生き方・社会について」かなと思い、取り組みを始めています。

 

今は30代も後半に差し掛かり、女性である自分も受け入れながら生きていますが、20代の頃は男性の中で1人女性という場面が仕事で多かったため、自分が女性であることには目を向けず生きていたと思います。生理になっても薬を飲んで我慢する、身体が辛いのに大丈夫って言ってしまう、食事のスピードや食べたいものを男性に合わせる…などなど。

 

小さなことですが、無意識のうちに多くの女性がやっていることではないでしょうか。

 

また、女性社員の方が明らかに成績が良いのに、女性より男性が昇進に選ばれる、女性だからという理由で接待の飲み会に呼ばれる、管理職の人と話すときに役職が高い人が全く私の方を向かない…などなど多くの働く女性が経験しているであろうこともそれなりに直面しています。

怒りや悲しみだけでなく、愛情と希望を持って育めるかどうか

 

昨年末に発表されたグローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2019(The Global Gender Gap Report 2020)では日本は121位 (153カ国中)という、平等参画という面において圧倒的後進国であることを世界に証明することになりました。

 

それだけにジェンダー格差への取り組みは今、多くの人が関心を持っているテーマだと思います。(そう信じたい)

 

私は2015年頃から女性だけの対話の場づくりに関心を持ち、細々ワークショップを開催もしていたのですが、本格的に「私はこのテーマ掲げてます!」と言っていなかったのは訳があって、それは私自身が、「自分は女性に生まれて本当に損」だと、怒りや悲しみが残っている部分がある気がしていたからです。

 

怒りがエネルギーになることもありますが、怒り「だけ」が原動力となっている人の近くに寄りたい、話を聞きたい、協力したいとは、少なくとも私自身は思わないんですね。また、怒りは短期的なエネルギーとしては強いものかもしれないけれど、この先の社会で変えていきたい大きなテーマなら短期的な爆発力よりも、持続していけるエネルギーで育んでいきたいのです。

 

2015年頃から女性の対話に関心があると書きましたが、ゆるやかに発信を続けて自分も女性であることを大切にする生活を意識するようになってから、理解ある男性に囲まれるようになったので、自分自身良いエネルギーと共にこのテーマと付き合えるなと感じるようになり、いよいよ自分が呼びかけ人 (最初にやろうよっていう人)で初めてみることになりました。

女性のリズムをテーマに対話と未来を

というわけで前置きが長くなりましたが、女性のリズムを大切に生きるための対話のプロジェクトを昨年開始しました。具体的にどういうことがやりたいかというと、例えば「生理があることをちゃんと扱うと、どんな働き方が理想だろうか」とか、「男性が主流とされている職種でも女性が働きたいと思ったときに、何があれば効果的に働くことができるだろうか」とか、私たちがもっと生きやすい選択肢を再発見していきたいのです。

 

私は女性の身体のリズムからすると、リーダーなどの役割は固定せず柔軟に交代できる仕組みにする方が、自然だと思っています。また、女性だと身体的に働きづらい職種でも、簡単に重いものを運べるような機材を取り入れるとか、女性が過ごしやすいスペースを作るとか、「私たちがこの先の社会に本当に欲しいもの」のアイデアの芽は一旦、物理的に男性の影響が少ない場所で話し合う方が出やすいと思っているため、短期的には女性限定の場づくりを、このプロジェクトでは続けていくつもりです。

 

若い人を中心に、#kutoo#NoBagForMe のように女性が「本当はこっちが良い」と声をあげる運動が増えてきていると思いますが、そもそも一人ひとりがどうしたいか(今の仕組みや男性の目線・影響がなかった場合) に向き合えるような場が作れたらいいなと思っています。

 

 

ここまでの道のり

大まかな活動の歩みはこちらのボードに。

 

プロジェクトの概要はこちらの資料に。

 

 

活動の記録は、主に私がnoteにつづっています。

リズムセンシングプロジェクト #わたしのリズムを生きる

 

特に読んで欲しい記事はこれかな。活動を続けて見えてきたこのチームならではの資質について書いています。

世界一男性性が高い日本で、女性性が高いチームづくりを実践中

 

また、このプロジェクトを始めようと行動に至るまでの記事も良ければ読んでみてください。

何かを「スタートする人」になることを諦めていた私がこのプロジェクトを始めるまで

 

弱い陽だまりを徐々に育てる

 

私たちのプロジェクトはのんびり始めて、もうすぐ1年になります。特にバズりもしないし(笑)、オンラインワークショップだってせいぜい10名くらいで続けていて、まだまだ小さなものでしかありません。

 

でも、私はこのプロジェクトを初めて気づいたのは、「一気に大きくしよう」 という発想そのものが (元々は最初から3泊4日くらいの合宿形式で対話する場を考えていたので) 男性的というか自分の「本当はそうしたい」ではなくて、なんとなくそう思い込んでいたものだったということに気づかされました。

 

もう少し時間をかけて徐々に徐々にプロジェクトのことを知ってもらい、タイミングをみてやはり皆で集まって対話をする機会を作りたいと思っています。これを読んでくださった女性の皆さん、もし関心を持っていただけるようでしたらどこかの場でご一緒できたら嬉しいです。 そして他の性の方も、ぜひ応援してもらえたら嬉しいです。

この記事を書いた人

玄道 優子 ー 対話支援ファシリテーター

「難しい対話を見えやすく、触れやすく。小さな声を掬いやすく」自分の生きる場を他人任せにしない人に向けて、「これをやりたい!」を生み出せる場づくりを支援します。ITコンサルタントからキャリアチェンジ/多国籍やオンラインの場づくり/Miro革命出版準備中  /IAF Japan chapter 理事

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