日本初! Qiqochatを使ってオンラインファシリテーターの実験室スペースを作ってみました!
2020年12月31日
オンラインイベントをレベルアップさせたい方へ
オンラインイベント=Zoom!? プラットフォームで広がるオンラインイベントの可能性
今年は本当にたくさんのオンラインイベントが開催され、オンラインツールもたくさん開発された1年だったと思います。 多くのイベントがZoomで開催されていたと思いますが、そろそろ、複数のツールを統合して使うことのできるプラットフォームが乱立してくるのではないでしょうか。
私も日々、情報を集めていますが現在、いろんなツールを統合して使うことができるツールとして優秀なのはQiqo chatというツールなのではないかと思います。名前だけは知っていたものの、わざわざ使う必要性を感じなかったので、触ったことはなかったのですが、以前行った他国のファシリテーターと協働でワークショップをするお仕事で使う場面がありました。
実際に使ってみたところすごく面白かったので、日本にも導入してみたいなと思い今回のイベントを開催するに至りました。
オンライン上にいろんなツールを試せる「実験室」をオープン
Qiqochatの特徴はなんと言ってもいろんなツールを組み合わせて設定できること。画面の右上のボタンからはZoomを開くことができるので、Zoomで話しながらQiqochatのスペースに設定されているツールを使ってワークショップを進めました。
1つ1つの階層を実験室に見立てて、オンラインのイベントでQ&Aに役立つツールをまとめたスペースを作ったり。
ネットワーキングに役立つツールをまとめたスペースを作ったり。
休憩するスペースを作ったり。
以前別のイベントで作ったスペースと比較するとガラッと違いますね。
Qiqochat自体は階層とタブ、そしてZoomをリンクできるだけなので主催者のカスタマイズ力が肝となるツール。しかもカスタマイズのためには他のツールも使いこなせる必要があるので、オンラインの場の設計を総合的に活かすのに役立つツールと言えます。
ファシリテーターはプラットフォームをどう活かす!?
オンラインのイベント・ワークショップを開催するには役立つオンラインツールの活用が欠かせません。人によって様々なツールを使っていると思いますが、今後は会場となるようなツールが肝になるんじゃないかなと思っています。 現状思いつくところだと、Discordとか(※個人的にはエンジニア向けな印象があります)、oViceとか、Remoとか?
今回イベントを開催してみて実感したのは、数時間程度だと体験はできるけれど、スペースを十分に活かしづらい印象を持ちました。( なので、このイベントの終了後年内は自由にこの実験室に出入りして、設定されているツールのテストをしてもらえるようにしました )
オンラインの場づくりは前後になだらかさを持つことが大切だと考えています。例えば、Qiqochatを使った場を考えると、例えば2~3ヶ月いくらと言う感じでスペースを借りるように参加者の方と契約させていただき、
・Qiqochatの操作説明をする
・ワークショップを行う
・そのままスペースを使って学ぶ
・Q&A回を持つ
・振り返りの時間を持つ
みたいなことができると思います。 対面だと1回のイベントや合宿で行っていたものが、よりなだらかに日常の中に入り込んで学べるように設計していくことが、これからのファシリテーターの視点として大切なのではないでしょうか。
オンラインを含めたプロセスデザインこそ、これからのファシリテーション力
ここからは開催レポートとは少し逸れますが、今年の急激なオンライン化はファシリテーションの領域を更に拡張していくものだったと考えています。私がファシリテーションという言葉を使うときは、下記の意味合いで使っているのですが、人によって「何をファシリテーションと捉えるか」は違いすぎます。
今年一年、更にファシリテーションの意味合いは拡張され、ファシリテーターによっても「何をする人なのか」が異なってきているのではないでしょうか。私自身も、この先誰にどんな価値をどんな手段で提供していく人なのか、改めて言語化していこうと思っています。
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