ワールドカフェ

2020年3月7日

ワールドカフェの流れ

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ワールドカフェとは?

ワールドカフェとは、主催者が提供するテーマ・問いかけに集中して、メンバーを変えながら話し合いをすることにより、お互いのアイデアや経験を結びつけ、相互理解やアイデアの発散をするための話し合いの方法です。1995年からアニータ・ブラウン、デイビッド・アイザックス氏らによって始まり、世界中に広がりました。

 

多くの新しいアイデアやイノベーションはカフェなどのインフォーマルな会話を通して生まれているという考えのもと、「カフェ的な会話」をあえて枠組みに取り入れた話し合いの方法で、実際の話し合いもカフェのような空間づくりが推奨されています。

 

代表的な手順は、下記のような流れです。

ワールドカフェの流れ

Illustration by  藤田ハルノ text Inc.

 

標準的な流れは20分を1ラウンドとして、メンバーを変えながら3回の話し合いを行います。各回、1人がテーブルオーナーとなり、前のラウンドで話された内容を次のラウンドのメンバーに伝え、内容を発展させていきます。

 

短い時間で多くの人と話し合うことができるため、テーマについて発想を広げたり、視点を増やすために効果的な話し合いの方法です。例えば「ビジョンと自分を近づけたいとき」「新しい仕事について視座を増やしたいとき」など私自身、いろんな企業で実施サポートをした経験がありますので、自組織で行ってみたい方はぜひお問い合わせください。

 

ワールドカフェについてのおすすめな本

   

日本におけるワールドカフェの第一人者とも言える、香取さん、大川さんの著者です。 様々な事例が書かれているため、どんな場面でどのように取り入れるのかがイメージしやすいと思います。

 

 

ワールドカフェそのものを開発したアニータ・ブラウン、デイビッド・アイザックス氏の著者です。やり方そのものだけではなく、裏にある背景や哲学、対話そのものについて深めたい人向け。

 

 

 

もっと詳しく知りたい、自分でやってみたいという方へ

ワールドカフェを実践してみたいという方に向けて、最もおすすめしたい資料は古瀬ワークショップデザイン事務所が編集・制作されたこちらの実践手引書です。非常に分かりやすく説明しているのに加え、準備から実施方法まで詳しく記載されているので、ぜひご自身の組織、コミュニティで活用してみてください。

古瀬さんはワールドカフェだけでも何百回!と実践経験があるファシリテーターです。素晴らしい実践家として、私も真似したいと考えている方の1人なので、ぜひホームページもご覧になってみてください。

この記事を書いた人

玄道 優子 ー 対話支援ファシリテーター

「難しい対話を見えやすく、触れやすく。小さな声を掬いやすく」自分の生きる場を他人任せにしない人に向けて、「これをやりたい!」を生み出せる場づくりを支援します。ITコンサルタントからキャリアチェンジ/多国籍やオンラインの場づくり/Miro革命出版準備中  /IAF Japan chapter 理事

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